11月14日に都内で開催された、株式会社レントラックス主催のアフィリエイター向けセミナーに私が参加してきましたので、その内容や感想をシェアしたいと思います。

まず、セミナーの概要としては、以下の通りになります。

【セミナーの概要】
日時:2018年11月14日(水) 14:00~16:30
会場:ビジョンセンター東京 6F Vision Hall
住所:東京都中央区八重洲2-7-12 ヒューリック京橋ビル
主催:株式会社レントラックス
講師:株式会社テミス 代表取締役社長 芳賀麻奈穂(はが・まなほ) 氏
内容:SEOについての本質的なアプローチの仕方、今のSEOと近い将来のSEO、など

 

セミナー講師である芳賀氏の詳しいプロフィールは後ほどお話しますが、「SEOのカリスマ的存在」と呼ばれており、日本で最もSEOの実績がある人物の1人です。

インターネット広告代理店である株式会社フルスピード(東証二部上場企業)の創業者の芳賀氏と言えば、ご存知の方も多いのではないでしょうか?

芳賀氏は現在はシンガポールに在住していることもあり、なかなか生で話を聴けるチャンスが無いので、参加してみることにしました。

今回のセミナーは、レジュメは用意されておらず、芳賀氏が参加者のリクエストも聞きつつ自由に話していくスタイルでしたが、その分、ネットで調べているだけではわからないような、SEOに関するかなり踏み込んだ話を聴くことができました。

SEOアフィリエイトを実践するにあたっての多くのヒントを得ることができましたので、ぜひあなたも今回の記事をお読みいただき、アフィリエイト活動に役立てていただければと思います。

ではまず、芳賀氏のプロフィールからご紹介しましょう。

芳賀麻奈穂氏のプロフィール

まず、今回のセミナー講師である芳賀氏のプロフィールは以下の通りです。

■芳賀麻奈穂氏のプロフィール

Themis Pte. Ltd. Managing Director
株式会社テミス 代表取締役社長
芳賀 麻奈穂(はが まなほ)

1975年京都府生まれ。
シンガポール在住。
株式会社フルスピード(東証二部)の創業者、元代表取締役社長。

SEOのカリスマ的存在。

大学在学中の1998年に、家庭教師のマッチングサイトを立ち上げ、その運営の過程で独自にSEO技術を身につける。

2001年に創業したフルスピードにおいては、SEOを最前線で指揮し、「キャッシング」「消費者金融」「レーシック」などの当時最難関とされていたキーワードを含む、数々の難関キーワードで1位を獲得。

その圧倒的なSEOの実力をベースに、SEO事業やメディア事業などでフルスピードの業績を伸ばし、2007年には東証マザーズに上場させた。

2011年にフルスピードの代表を辞任してフルスピードを離れるが、その翌年、ペンギンアップデートやパンダアップデートが騒がれる中、SEOをやるのが5年ぶりだったにも関わらず、「キャッシング」で1位を取り、その後もいくつかのビッグワードで1位を取ってみせた。

最近もいくつかの有名サイトのSEOを指導して成功させており、Googleのアルゴリズムが変わっても常に結果を出し続けている。

■略歴
2001年01月:有限会社エクシス 設立
2005年07月:株式会社エクシスを株式会社フルスピードへ商号変更
2006年11月:アフィリエイトB(afb)の立ち上げ
2007年08月:株式会社フルスピードが東証マザーズに上場
2011年05月:株式会社フルスピードの代表取締役社長を辞任
2012年10月:上海に移住
2013年10月:シンガポールに移住
2016年03月:Themis Pte. Ltd. 設立
2018年06月:株式会社テミス設立

 

ご覧の通り、芳賀氏は、日本国内でまだアフィリエイトビジネスや検索エンジンのGoogleが上陸する前の1998年から家庭教師のマッチングサイトなどをつくって活動しており、日本におけるSEOの草分け的存在と言えます。

さらに、2006年にGoogleが日本に上陸して以降、急速にアルゴリズムが進化し続ける中でも、常に数多くの難関キーワード上位表示させ続けています。

今回のセミナーでは、そんな芳賀氏がこれまでやってきたことをふまえつつ、SEOにおける本質的なアプローチの仕方、今のSEOと近い将来のSEO、今後どのようにサイトを作っていくべきか、といった内容の話になりました。

では次に、セミナー内容のポイントをお話していきましょう。

セミナー内容のポイント

セミナーの内容は冒頭にもお話しました通り、レジュメなどは無く、芳賀氏が自由に話していくスタイルでしたが、主に以下の3部構成でした。

①SEOに対する根本的な考え方について

②今後どのようにサイトをつくっていくべきか

③質疑応答

まず、セミナー前半では、大前提の話として、芳賀氏のSEOに対する根本的な考え方について、そして後半では、具体的なSEOの話として、今後どのようにサイトをつくっていくべきか、コンテンツ、サイトの信頼性、被リンク、中古ドメイン、などといった内容の話に及びました。

最後に、セミナー内容に関して、参加者との質疑応答が行われました。

では、それぞれの内容についてお話していきましょう。

①SEOに対する根本的な考え方について

まず、セミナーの前半部分は、芳賀氏がこれまで数々の難関キーワードを上位表示させてきた経験を踏まえつつ、「SEOに対する根本的な考え方」についての話になりました。

前半部分の話のポイントを箇条書きにすると、以下の通りになります。

・芳賀氏が活動しはじめた2000年前後は、今ではスパムとされるような行為もやりたい放題で上位表示させることができた。2006年にGoogleという今までにない高性能な検索エンジンが日本に上陸してから状況は一変した。

・Googleの日本上陸後以降も芳賀氏の作ったサイトが難関キーワードで上位表示させることができたのは、Googleの当時の「ヘルプ」をしっかりと読み込んで上で対応したから。

・現在においても「Googleのウェブマスター向け公式ブログ」を読めば、Googleが目指している方向性や仕様の変更などが理解できる。

・Googleのウェブマスター向け公式ブログだけでなく、Googleの開発者向けの「品質評価ガイドライン」も一般に公表(英語版のみ)されている。この2つを見ればGoogleがどんな検索エンジンを目指しているのかが理解できる。

・ただし、Googleのウェブマスター向け公式ブログや品質評価ガイドラインに書いてあることであっても、現時点でGoogleが実現できていない要素も数多くある。つまり、本当の意味でGoogleを攻略するためには、ただすべての情報を鵜呑みにするのではなく、何が現時点で本当に有効なのかを取捨選択する必要がある。

・多くのSEOの権威と呼ばれている人たちは、まるでGoogleを全能の神様かのように崇め奉って、Google公表するすべての情報をそのまま有効な手段として発信しているが、いくらGoogleといえどまだまだ不完全な部分がたくさんある。

・Googleの公表している情報の中から、何が本当に有効なのかを取捨選択するためには「実際に検索をしみてる」こと。実際に検索してみれば、Googleが掲げる理想と実際の検索結果との乖離が見えてくる。

・ジャンルやキーワードによってGoogleのアルゴリズムがかなり違ってくる。なので検索する際には、1ジャンルだけで判断するのではなく、出来るだけ様々なジャンルで検索してみる。

・検索しながら「本当に著名な人のサイトが上位に来るのか?」「本当に情報の網羅性が高いサイトが上位表示されるのか?」などなど、本当にGoogleの掲げる理想の検索結果になっているのか1つ1つ確認してみる、

 

・・・と、こんな感じの流れで、前半部のセミナーの話がすすめられたわけですが、

最初のうちは私も「やはり、芳賀氏もGoogleの公表する情報が第一なのか。そりゃまあ当然だよな。」などと思って話を聴いていたのですが、話が進むにつれ「Googleといえど未だ不完全な部分が数多くあり、掲げる理想と検索結果には乖離があるので、それを見極めた上でSEO対策をしていかなければならない」という、かなり現実的で踏み込んだ話になっていき、「こりゃあ面白い!」と思って、一気に惹きつけられました。

ネットでSEOについて調べても、Googleの意向に100%沿ったような内容の話をする人ばかりですから、芳賀氏の話には目からウロコでしたね。

ただし、ここで誤解してはならないのが、芳賀氏は決してGoogleの公表する情報を軽視しているということではなく、むしろしっかりと把握した上で取捨選択しているということです。

要するに、基本的にはGoogleの目指す方向性をしっかりと理解しつつも、現時点で本当に有効な情報が何であるのかを見極めることにより、より効果的なSEO対策ができるというわけですね。

ということで、この芳賀氏の「SEOに対する根本的な考え方」をふまえた上で、次は、セミナー後半部分の「今後どのようにサイトをつくっていくべきか」についてお話していきましょう。

②今後どのようにサイトをつくっていくべきか

セミナー後半では、前半で話した芳賀氏の「SEOに対する根本的な考え方」をふまえた上で、「今後どのようにサイトをつくっていくべきか」ということについて、主にコンテンツ、サイトの信頼性、被リンク、中古ドメイン、といった内容の話になりました。

後半部分の話のポイントを箇条書きにすると、以下の通りになります。

・最近また被リンクが効くようになったという話が増えてきたが、芳賀氏がその原因を推測するには、2018年8月のGoogleのアップデートで、質の低い長文コンテンツにメスが入り、これにより相対的に被リンクの評価が上がったため。なので、ただ長文コンテンツを入れれば良いという時代は終わった。

・Googleが今力を入れているアルゴリズムは「サイトの信頼性」。信頼性の高いサイトとは、著名人や権威、国や政府機関、大学などの研究機関、大手企業の公式サイト、またはそういった信頼性の高いサイトから被リンクをもらっているサイトなど。

・ジャンルやキーワードによってアルゴリズムの厳しさが違ってくる。信頼性が高いサイトが上位表示されるジャンルやキーワードもあれば、そうでないジャンルやキーワードもある。

・今後もGoogleは「被リンク」をそのサイトの信頼性を判断する上での1つの材料として考え続けると思われる。そして、それが良いリンクなのか悪いリンクなのか「リンクの質」を、より正確に見極めていくようになる。

・今後どのようにサイトをつくっていくべきか、ポイントは「コンテンツ」「信頼性」「リンク」の3つ。

・Googleが良いリンクかどうかを判断するのは、「同じジャンルのサイトかどうか」ではなく「信頼できるサイトかどうか」。

・Googleは長文コンテンツを評価したいのではなく、「情報の網羅性のあるコンテンツ」を評価したいと考えている。なので、10000文字15000文字などと、単に長文を書くことを目指しても意味が無い。もちろん網羅性のあるコンテンツにするには1000文字程度では足りないことが多い。網羅性のある記事を書いていけば自然と3000文字程度以上になるはず。

・被リンク対策はしてもしなくても良い。被リンクだけでは上位表示はできないが、コンテンツだけで上位表示できる場合はある。被リンク対策をするにしても、あくまでもコンテンツをつくった上で対策をする。

・ここ数年で、クラウドソーシングによるコンテンツの質の低下が見られる。クラウドソーシングを使うのであれば、良いライターを使う、またはライター書き上げた文章をプロの編集者に編集してもらう、あるいは専門家に監修を頼む。

・被リンクが有効とは言え、スパム的な行為は絶対にNG。被リンク対策をしないホワイトハットSEOも1つの手段、ただし結果が出てくるまでに最低でも3ヶ月~6ヶ月程度はかかる。

・中古ドメインのサテライトサイトからメインサイトへ被リンクを送る場合は、サテライトサイト単体でも価値のあるしっかりとしたサイトをつくった上でリンクを送る。

・値段の高い中古ドメインをメインサイトに使っても多分うまくいかない。なぜなら中古ドメインの前のサイトへの被リンクの影響が強すぎて、後から作ったサイトにつく被リンクがあまり効かないから。なので、メインサイトに中古ドメインを使う場合は安いもので良い。逆にサテライトサイトは高いドメインを使うのは有効。

・多くの中古ドメイン会社は、Ahrefs、Majestic、Moz、などといったSEO被リンクツールの評価を参考にして中古ドメインの価格を決めている。

・良い中古ドメインを選ぶためには、Wayback Machineというサイトで、中古ドメインの過去の履歴やドメイン所有者を調べて、過去に変な使われ方をしたドメインでないかを確認する。Ahrefs、Majestic、Moz、3社すべてから評価が良いドメインを選ぶ。

・期限切れの中古ドメインはオススメできない、なぜなら、本当に良いドメインは期限が切れる前に取引されているから。

 

ご覧の様に、後半では今後どのようにサイトをつくっていくべきかということについて「コンテンツ」「信頼性」「リンク」という3点を軸に、それぞれについて話がされました。

Googleはコンテンツが最重要であるとしつつも、今後もリンクを判断基準の1つとして考え、さらには信頼性という要素を今後より一層重視していく傾向があるようです。

さらにはリンクに関連して、中古ドメインについてはかなり掘り下げた話になりました。

正直、私自身は中古ドメインを使ったことが無いので、聞きなれない言葉もあったのですが、大変興味深いものでした。

慎重に良い中古ドメインを選んで、なおかつ価値のあるコンテンツを盛り込んだサテライトを構築した上でリンクを送るのであれば、有効な手段であると感じましたね。

最後に質疑応答について主な内容をいくつかご紹介します。

③質疑応答

主な質疑応答の内容としては、以下のようなものがありました。

Q1:キーワードによってGoogleのアルゴリズムが違ってくる件について具体的に教えてほしい。

A1:例えば、今であれば健康系のアップデートがなされた今では、健康系のキーワードのアルゴリズムは厳しくなっている。ただし、商標系のキーワードであれば、Googleが健康系のワードと判断できない間はそれほど厳しくないと思う。

Q2:健康系ジャンルは今後どうなっていくのか。

A2:WELQの問題でもあったように、人の生き死に関する情報なので、今後ますますGoogleの健康系のアルゴリズムは厳しくなっていく。この方向性が変わることは考えにくい。

例えば、Googleの英語版では健康系のワードで調べると、検索結果の上位に論文が出てくることが多い。これは、日本含め世界中の研究者は英語で論文を発表するから。Googleの日本語版ではあまり論文が出てこないのは、日本語の論文が少ないから。Googleとしては日本語版でにおいても本来は論文などを上位表示させたいはず。

Q3:質の良いリンクをもらうにはどうすれば良いか。私自身は企業に取材をして、公式サイトからリンクをもらえるようにお願いしたりしているが、それ以外に何か良い方法はあるか。

A3:ちょっと今思い浮かばないが、企業の取材をしてリンクをもらうのは良い方法だと思う。リンクがほしい相手にまず何かメリットを提示してあげて、そのお返しとしてリンクをもらう方法が良いと思う。

Q4:ブログアフィリエイトを人に教えているが、同じ様に新規ドメインでスタートさせて、同じ様なクオリティのコンテンツを入れているのに、伸びる人と伸びない人がいる。ひょっとしたら、新規ドメインの中にも良いものと悪いものがあるのか。

A4:わかりやすい単語の新規ドメインは、過去に誰かに使われていた可能性が高い。そして、過去に使っていた所有者がドメインを変な使い方をしていたのであれば、その悪い影響を引きずっていて、次の所有者がマジメにやっても上がらない可能性がある。なので、わかりやすい単語の新規ドメインを使う場合は、Wayback Machineというサイトで過去にどのような使われ方をしたか調べておいた方が良いかもしれない。

Q5:芳賀氏はつくったサイトをGoogle Seach Consoleに登録しているか。

A5:登録することもあればしないこともある。だが、Seach Consoleに登録してマイナスになることは無いので登録して良いと思う。慎重にやりたい方は、サイトごとに別の違うメールアドレスでアカウントをつくって登録しても良いかもしれない。

 

どこでも言われていることですが、やはり今後は健康系はますます厳しくなっていくようですね。

とはいえ、日本語圏で信頼性のある健康系コンテンツが上位を独占するのはまだまだ先のような感じもします。

ということで以上が、セミナー内容のレポートになります。

セミナーを通しての感想

私自身がこういったアフィリエイトセミナーに参加するのは久々でしたが、やはり業界の黎明期から第一線で活躍し続けている人のぶっちゃけ話を生で聞けたのは貴重な体験でした。

興味深い話が多かったので、2時間30分という時間に関わらず、あっと言う間でしたね。

また、平日の昼間にも関わらず100人以上もの参加者が来ていたので、一昔前に比べて専業アフィリエイターがかなり増えていることも実感し、大変刺激になりました。

まだアフィリエイトで稼げていない方はもちろんこと、既にアフィリエイトで稼げている人であっても、こういった刺激は定期的に必要だなと改めて実感しました。

尚、レントラックスではこのようなセミナーや勉強会を定期的に開催しており、無料で参加することができます。

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ということで以上、今回のセミナーレポートがあなたのアフィリエイト活動のお役に立てれば幸いです。